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同居の両親は賛成だけど、私は自分自身の考え方で投票する。(主婦42)
夫は推進派だけど私はまだ中立的。ずっとここに住むなら、ない方がいい。(会社員女性37)
<中心街で>
商売人がどっちに入れるかなんて、口が裂けても言わんねて。(店番をしていたおばあさん68)
推進派も反対派も店のお得意さんだから。(女性商店主72)
ここの商店街は末期がんみたいだ。国道沿いの大型店に客をとられ、ちょっとぐらいの金じゃ立ち直れない。(自営業男性60)
柏崎の小売業者から聞いたけど、原発で景気がよくなるのは建設業だけなんでしょ。道路は狭いわ、後継者はいないわ、商店街振興なんてむだな努力ですよ。(女性商店主55)
店を継いで自分が三代目。巻は環境は抜群なのに、町の施設が整備されてないのは不自由だ。(男性59)
みんな口では言わないけど、商店街の中ではだいたい、どこが推進か反対か分かるみたい。(女性商店主68)
<未分類>
地域や会社のしがらみを超えた、心の叫びが明らかになった。(主婦55)
箱物が建っても発展ではない。カネの力に頼らず、住民が知恵を絞って町づくりを(会社員男性53)
田舎だからすぐ分かる。ならん。勘弁、初老男性来てくださったのに、何のお話も聞くことなくお帰り願いましたが、胸の中はストレスでいっぱいになりました。外では賛成、賛成と、らしき顔でいます。いろいろのことを察してください、黙って反対に○印です。商店関係者と思われる人(本社に手紙)
注) 『新潟日報』1996年7月29日から8月2目掲載の「一票への思い町民108人インタビュー」、および同年8月6目から8月8目掲載の「思い託して…住民アンケートから」の中から地域や業界のしがらみに関する回答部分を抽出した。

 

 

 

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